従来のタワー自動化は、(米国において)必ずしも一貫したプログラムに基づいて進められてきたとはいえない面がある。これに対し、FAAが進めているタワー管制コンピュータコンプレックス(Tower Control Computer Complex:TCCC)は、将来、処理容量、安全性及び効率のさらなる向上を求められることを考え、拡張性に富んだオーブン型のプラットフォームを提供するインフラの実現をめざしている。
TCCCの機能的及び物理的なアーキテクチャは、それぞれ、図3.3.1−2及び3.3.1−3のように考えられている。タワーゲートウェイクラスタは、すべての外部インターフェースに対するゲートウェイであり、管制卓のワークステーションに対してサービスを提供する。ハードウェアはlBMのRISCプロセッサ、0SはPortable Operati? System for UNIX(POSIX)互換のIBM製品であり、これに同じく商用のクラスタ管理プログラムを搭載する。